2021/01/25

Caipirinha





必要な道具が必要な時に見つからない。そんな事が多々ある。

薪を切る際に必要なナタやナイフ。
テントを設置する際に使うハンマー。
ヘッドライトや火吹き棒。ライターなど。

鞄を持てるシチュエーションなら良いが
動き回る時には出来れば手ぶらが良い。

必要な道具どこに直したかわからなくなり
いつも余計な時間を使っていた。

解決する唯一の策、それは鞄の様なベストだった。



CLASSのこのベストを見た時、キャンプでの出来事を思い返していた。
勿論このベストはキャンプには不向きだ。火には弱い。
しかし普段使いではどうだろうか。

鞄を持ちたく無い人には良いかもしれない。
小さなお子さんがいる方にも良いかもしれない。
散歩に行く時にも手ぶらで出掛けられて
少し買い物をして荷物が増えても大丈夫。

車を運転する時も良さそうだ。


何かに特化した利便性を持つ物は普段に置き換えても便利なのだ。



素材にはウルトラスエードを使っている。
ウルトラスエードとは東レが開発した化繊で作られた生地。
スエードのようなしなやかさと肌触りがあって
高い透湿性と常に快適な温度を保つ特性を持つハイスペックな素材。

デザインはまるで『ちゃんちゃんこ』のようで軽く羽織れてコーディネートのアクセントになる。
黄色のiPadがすっぽり入るポケットや白いメガネポケットも効いている。

今からならニットやジャケットの上から着れる。
暑くなったらTシャツの上に。
汗をかいてもちゃんと吸って乾きも早いので快適だ。



見て、触って、着て、人に話して、誰かに伝えて、分かち合って楽しい。
今期のコレクションテーマにも凄く合っているモデルだと感じた。


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size / F
price / ¥138,600-(tax in)


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INSIDE MY GLASS DOORS

大阪市中央区久太郎町3-1-16 丼池繊維会館102北
06-4708-7886   
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2021/01/24

リラックスというのはゆるいだけでは無い。



学生の頃、デニムと同じ位大好きだったジャージ。
よく古着屋を回って買い漁っていた時期があった。
Gジャンやテーラードジャケットと組み合わせた時の
あの気の抜けたような感じがとても気に入っていた。

現行物とは違うなんとも言えないレトロな雰囲気が良かったのだが
おじいちゃんみたいだね、と同級生にはよく言われた。


とても柔らかく、落ち感の出るジャージー素材。
ブラウンカラーにベージュの側章が効いている。
ウエストにはゴムとドローコードが付属しているので
細身の方からガッチリ目の方まで対応できる。
そしてシルエットは細過ぎず、太過ぎずで非常に合わせ易い。


コモリシャツやseya.の綺麗なシャツを着て
足元には革靴やpetrosolaumのサンダル(入荷予定)を履くとバランスが良さそうだ。


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2021/01/23

いつも穿いてしまう。

 



お気に入りのソファに座って漫画を読んだりゲームをしたり。
時間が来れば整骨院に行って体のメンテナンス。
その帰り道にいつものワイン屋で3本ほど買って帰る。


そんな何気ない休日にはよくKarachiを穿いている。
汚れたら洗濯すれば良いし、形が崩れる心配も無い。
だから気にせず手に取ってしまうのがこのパンツだ。

普段着としてだけではなくシャツやジャケット
革靴を組み合わせるとよそ行きにもなって・・・。
そんな所がとても気に入っている部分でもある。


シワ加工を施したウルトラスエード。
ウルトラスエードとは東レが開発した化繊で作られた素材。
スエードのようなしなやかさと肌触りがあって
高い透湿性といつも快適な温度特性を持つハイスペックな素材。

今回はブラック。光の当たり具合で茶味がかった様にも見える。
そんな色合いに惹かれた。


洋服は楽しい、常にそう思わせてくれるCLASS。
何を着れば良いのかわからなくなったり
ファッションに少しマンネリしている方も
CLASSを着てみると変わるかもしれない。

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2021/01/21

Kurta Shirts

 




今日の日差しは暖かい。久しぶりに手ぶらで街を歩いてみる。
行き交う人を見ているとコートやジャケットは脱いで手に持っている。
目が開けられない程日差しが眩しかったが、まだシャツ1枚とはいかない。
しかし、そんなに先の話ではない。そう感じた。


去年の夏、フランスへは行く事が出来ず日本で瀬谷さんとお会いする事が出来た。
コレクションを拝見し、とても気になる生地を見つけた。
それは備後で織られた生地で墨染めをしているそう。
ドライな質感で凹凸もあり、暖かい時期に丁度良さそうだった。

個人的に好きなKurta Shirtsでも使われていて、すぐに仕入れる事を決めた。
他にはいつも製作されているクッションカバーも同じ墨染めの生地だった。
よく見ると刺繍がしてある。聞くと矢羽根模様からインスピレーションを受けたそうだ。

その刺繍がどうも気に入ってしまい、思い切って聞いてみた。
『Kurta Shirtsにも刺繍出来ませんか?』と。

その言葉をきっかけにあっという間に決まった。
それはjazzのセッションのようにとても自然で情熱的な時間だった。

瀬谷さんは話がとても早い、そんな所も魅力的だ。


Kurta Shirtsは襟なしのシャツ。
なるべくステッチが見えない様に考えられミニマルが強い印象。
比翼でボタンも見えない様にしている。綿100%の墨染め。

首回りの収まりがとても気に入っていて襟なしのシャツとしては
1番着用しているかもしれない。


瀬谷さんと話をしている内に自然と出来上がっていったシャツ。
今週の土曜日にお披露目です。



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2021/01/18

SABOTAGE







ORONGOに続き初めてご提案するモデル、SABOTAGE。
基本的にはCODEと近いがサイドにラインの入っているデザイン。
元々AFOURが作り続けているモデルだ。



今回のカラーテーマは『ロシア』。
1月のロシア正教のクリスマスに登場するマロース爺さんと孫娘の雪娘(snow maiden)の
イメージカラーである水色から着想を得て製作されたそうだ。
そしてサイドのラインにはロシア国旗を配している。



アッパーには上質なスウェード素材。しなやかな素材感で油分もしっかりと入っている。
インナーにはベジタブルタンニンのレザーを使っていて、モチモチしていて心地良い。



足を入れると包まれる様なフィット感、ソールは硬く地面を強く感じられる。
これがAFOUR特有の履き心地だ。歩き易い上に疲れにくい。
CODEやORONGOで使用しているオイルドヌバックレザーに比べると
柔らかく、馴染みの早い印象だった。



フェード感のある配色がとても良かった。
春には綺麗なトラウザースや色落ちしたデニムに合わせたいと感じた。




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2021/01/15

#01 Robert Walser

 















最近、少し太ってきたので一駅前で降りて歩いてみる。
普段は通らない道、通る車は多いが人通りはあまりない。
薄暗く、見慣れない景色の中進んでいく。

あまり荷物は多くない方だが小さなノートとペン、カメラをポケットに入れてある。
気になった事やお店を書き留めておく為だ。

スマホのメモは便利だが紙に書いた方が記憶に残ると思っている。



当店と同じ丼池筋にてtoi booksという本屋さんを営まれている

磯上さんに語り部を依頼しました。


磯上さんには尊敬している人物や好きな人漫画のキャラクターでも何でも良いので

今回作るまだ見ぬシャツを着て欲しい人物を教えて欲しいと伝えました。



そして返ってきた答えが小説家のローベルト・ヴァルザーでした。



そして、磯上さんが思うローベルト・ヴァルザーを

un/unbientのデザイナー、中村さんに伝えました。


そこからデザインを起こし、中村さんが思うイメージを

フリーで活動されている縫製士、咲季さんに伝えてもらい仕立てて頂きました。



その様な経緯を辿り、今回のシャツが完成しました。




今回製作した洋服はシャツでもありジャケットでもある。


薄手でシャツの様な雰囲気だがポケットを沢山付け
襟をコンパクトにする事によって羽織りの要素を持たせた。

負荷の掛かるポケットには芯を噛ませて補強も抜かり無い。

素材は梳毛ウールトロピカル。生地の動きがとても美しい。



実際に羽織ってみるととても軽く、心地の良い着用感。
ポケットが沢山あり必要最低限の物は持って出掛けられる。

内ポケットもあるので、どこに何を入れたか忘れるかもしれない。

今の時期はタートルのセーターの上に羽織ってコートが丁度良い。
もう少し暖かくなり春頃にはTシャツの上に羽織ればアウターとしても良さそうだ。



自分の頭の中の思考を他人に委ねる事によって
想像していた以上の洋服が出来上がったと思っている。

この一枚の洋服を手に取る人には自由に着て欲しい。

お洒落をしたい時でも散歩をする時や家でくつろいでいる時にも。


一度頭の中をクリアにして、委ねてみると新たな発見があるかもしれない。




#01 Robert Walser
size / 1,2,3
price / ¥38,500(tax in)

1/16(土)から店頭に並びます。
オンラインにも掲載する予定ですので、是非ご覧下さい。

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